君津市保健福祉センター
坂倉事務所で最初に自分が中心となって設計した作品で、基本設計から現場監理まで長い間この建築に携わりました。
保健所やデイサービスセンター、ボランティア団体事務所などの複合施設で、プログラム的には今後変更される可能性もあったため、サスティナビリティ(持続可能性)を重視した計画となっています。
最大の特徴は、各階のテラスに面して南側ファサード全体に配した可動式のルーバーです。この装置は電動モーターによって中央で折れ曲がることにより、庇状の形体にも変化するもので、季節や時刻、ルーバーの開閉によってさまざまな空間の演出が可能になります。
新建築の1999年4月号、GA JAPAN38のほか、環境問題に配慮した建築を取り上げる書物にも多く取り上げられました。
- 計画概要
- 所在地 千葉県君津市
- 主要用途 保健センター
- デイサービスセンター
- ボランティア事務所
- 施主 君津市
- 設計 建築 坂倉建築研究所
- 構造 梅沢建築構造研究所
- 設備 森村設計
- 施工 新日鉄・大野屋JV
- 敷地面積 10,164㎡
- 建築面積 2,234㎡
- 延床面積 4,531㎡
- 構造 RC造 一部SRC造 S造
- 階数 地上3階
- 設計期間 1996.09~1997.05
- 施工期間 1997.06~1999.04