ワークス-2016.10 西が岡I邸

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西が岡I邸-魅力ある空間に一新させる吹抜けと螺旋階段-

建て主は80年代に一斉分譲された住宅地の一角を中古で購入し、リノベーションすることを選択されました。設計を依頼された我々のミッションは「外部には手を触れず、内部のみの改修で、どこまで明るく開放的な空間にできるか!」ということ。
検討の結果、余剰スペースだった2階の中央の部屋の床を取除いて吹抜けとし、2階の窓やトップライトから1階リビングまで自然光がふりそそぐ構成にしました。更に吹抜けにデッキ状のブリッジを渡して2階の主要動線とし、新たに鉄骨螺旋階段を挿入、(どうやって入れたか?が実はポイントなのですが)開放感の獲得に努めました。また、1階の水廻り空間は浴室やトイレを含めワンルームとした海外のバスルームのようなつくりとし(アンティークな馬目地タイルもこの雰囲気づくりに一役かっています)2か所の出入口を設けた回遊プランにしています。
出来上がった空間は少しラフな印象もありますが、とてもすがすがしくチャーミングなお住まいになったと思います。

  • 計画概要
  • 所在地 横浜市泉区西が岡
  • 主要用途 個人住宅
  • 家族構成 夫婦
  • 設計 建築 遠藤誠建築設計事務所
  •    構造(株)野村基建築構造設計
  • 施工 (有)内海工務店
  • 螺旋階段制作協力 エムフロンティア
  • 建築面積  63㎡(19坪)
  • 延床面積 100㎡(30坪)
  • 構造 木造軸組構法
  • 階数 地上2階
  • 設計期間 2016.02~2016.05
  • 施工期間 2016.06~2016.10
  • LinkIcon改修前後平面図

螺旋階段
撮影:澤﨑信孝
リビング全景キッチン玄関螺旋階段とブリッジ吹抜けバスルーム1バスルーム2階段俯瞰2階全景ブリッジ寝室
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